【絶妙なバランスの味わい、待望のブラン】
タキザワワイナリー自社畑産シャルドネとソービニヨン・ブランを使用した辛口の白ワインです。2021年は高温と干ばつで過酷な気候の年となりましたが、ブレンドすることで、充実した果実味と複雑な香りを感じることができる、非常にバランスの取れた味わいとなっています。
<使用品種>
シャルドネ 68%
ソービニヨン・ブラン 32%
<製造工程>
収穫後すぐにホールパンチプレス
デブルバージュは行わずに木樽にて野生酵母による一次発酵
野生乳酸菌によるMLF
約9か月間の澱との接触を経たのち澱引きを行い、瓶詰め
無清澄、無濾過
アルコール度数:13.5%
内容量:750ml
亜硫酸添加量:28ppm
✶低亜硫酸ワインです。品質保持のため保管は冷暗所にてお願いいたします。
✶ワイン中に澱や濁り、酒石酸の結晶などが現れることがありますが、自然の成分ですので品質に問題はありません。
<ワイナリーによる説明>
2021年は高温と干ばつで、過酷な気候の年となりました。まだ若木であるシャルドネは干ばつの影響が大きく出てしまい収穫量が減ってしまいましたが、その分凝縮感ある味わいとなりました。
ブドウは収穫されたあと速やかに房のままプレスを行います。非常にきれいな果汁を得ることができたため、デプルパージュは行わずに木樽にて野生酵母による一次発酵を行いました。その後野生乳酸菌によるアロマティック発酵を経て、約9か月の熟成ののちブレンドし瓶詰めされています。
外観はイエローゴールド。
香りには完熟した白桃や白い花、トーストしたパンなどの香りも楽しむことができます。充実した果実味が口になかに広がりますが、芯の通った酸と、クリスピーなミネラル感があとにつづき、全体の味わいを引き締めてくれます。余韻にも酸とミネラルは長く感じられ、次の一口へと進みたくなります。
リリースした時点でもお楽しみいただけますが、数年寝かせることで旨みののった酸とミネラルのバランスが素晴らしいワインになると期待しています。
★★スタッフおすすめ★★
樽感とジューシーな旨みを極限まで爽やかにしたバランスの妙〜タキザワ・ブラン2021
タキザワさんの自社畑シリーズは総じて素敵で、特に区画別で何種類かあるピノが有名ですが、私は個人的にこの白のアッサンブラージュがとても好きです。シャルドネ68%×ソーヴィニヨン・ブラン32%と、今年も例年とあまり変わらない構成です
このワインのどこが好きかと言うと……上品な樽感のある、高級感あふれる香りと、一転味わいにはこってり感はなく、旨味の乗ったジューシーな果実味を、芯のあるみずみずしい酸がまとめている感じでしょうか。価格帯も示すようにこれは間違いなく「ちょっといいワイン」で、それはこの樽感のある香りが十二分に演出してくれます
でも、なんというか、本当にこの、香りに漂う樽感がなんともちょうどよくて、ものすごーくうっとりするような質感がありながら、でもなんとも爽やか。そして味わいも、ものすごく旨味がのってジューシーなのに、酸のみずみずしさのおかげで爽やか
つまり、高級感ある樽の風味や旨味がのったジューシーさを、そのままかしこまった感じにまとめるのではなく全体としては爽やかに、ぎりぎりでカジュアルにまとめる、そのバランスが出色なのだと気づきました
今年も素敵な出来でした!!