本日は、多田さんのメルロー・セレクションを開けてみました
セレクションは「全房仕込み(ブドウを梗ごと使います)」を行っているシリーズで、今回のメルロー2022は50％全房とのことです
教科書的な全房発酵の効果は…
「タンニンが滑らかになる、発酵をコントロールしやすくなる、青っぽさなど香りの複雑さを生む」
などでしょうか。
確かに、滑らかなタンニンや香りの青っぽさは、毎年セレクションでリリースされるピノ・ノワールと共に感じられる要素ですね！

メルロー22の魅力を一言でいうと、フレッシュさとしっかりした味わいの共存、でしょうか
第一印象で軽やかな透明感やフレッシュさを感じる一方で、味わいには酸とタンニンが両方しっかりとしていて、ワインとしての満足感を感じます。また、全体を包み込む果実味はやさしくまろやかで、口の中で横方向の膨らみを感じることが、ワイン全体の充実感を押し上げているようにも感じます
そうそう、冒頭で出て来た全房仕込みの効果による青っぽさのアクセントも、複雑さを演出していてとても魅力的です

北海道産の赤ワインを選ぶ際、選択肢として多いのはピノ・ノワールやツヴァイゲルト系で、メルローの登場はそこまで多くないかもしれません。しかし、ちょうどその中間を行くような、軽やかさとしっかりした味わいの調和は、「赤ワインらしい赤ワインを飲みたい」時の選択肢として、なかなかいいセレクトのような気がします

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【多田農園 メルロー・セレクション 2022】￥4,400(税込)
https://n43hiroo.com/shopdetail/000000000335/ct9/page1/recommend/