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2024/03/29極上の甘美な体験を〜平川ワイナリー シリマ・ロゼ2019〜
先週新着でご紹介した平川の新作スパークリング[シリマ・ロゼ]を開けてみました。今年は平川からスパークリングの意欲的な新作が続いていて、大変わくわくしますね!

「チャーミングさを演出」ということで、珍しい中甘口(sec)です。
濃いバラ色の色調に、開けた瞬間に熟した苺の甘美な香りが華やかに一面に漂います。これだけで非日常感、パーティ感が高まりますね。
味わいは、香りよりもさらに熟度を感じる、密度の濃い上質な赤いベリー類をジャムにしたような、果実味がギュッと練り上げられたような感覚を感じます。
そしてもちろんそれだけではなく、そこはさすがの仕上がりといいますか、泡のふくよかな質感や全体を律するスッとした柑橘系の酸味が上品で、全体の品格をまとめ上げています。

一般的にワインにおいて「チャーミングな」という言葉は、甘さを表すことが多いですが、そしてこちらもシャンパーニュ基準でいうとsecということで甘やかではあるのですが、単なる「ベリー系中甘口のロゼ」という域をはるかに超えた、風格と、華やかな場の演出にぴったりなクラス感を感じます。
これが4年熟成が生み出す「クオリティ」というものなのか、という感じでしょうか。

またオフィシャルノートには「濃いめの味付けのお料理とも合う、酸味-甘味のバランスを重視。食後にも楽しめる相乗性を追求」とあります。うーん確かに。甘いワインを避ける方もいらっしゃいますが、味噌や醤油といった和食の味わい、洋風でもパンチの強いガッツリした味わいには、甘さの要素は合わせやすいですよね。後述するオフィシャルノートの【素材との相性】にも登場しますが、ベリー系ソースやキャラメリゼ、中華の甘酸っぱい味付けなどは、想像するだけで最高ですし、食後のショコラまでこのまま、という流れなんかもいいですね…!!

ちなみに、「シリマ Sirima」という名称、普段のネーミングと少し雰囲気が違うように感じた方もいらっしゃいますよね。【名前の由来】には、「シリマ:女性の名前(フランスからみるとアジア系の女性の名前。インドの神様の名前。平川がフランス修業時代に、孤独な山奥の生活時によくラジオから流れていた美しい声のフランス人歌手の名でもある)」と、あります。確かに、エキゾチシズムをくすぐられるニュアンスがあるかもしれません。

お花見やオケージョンの場にもおすすめです!
【平川ワイナリー シリマ・ロゼ メトド・トラディショネル 2019】¥6,600(税込)
※店頭販売専用商品です

また、来月にはSirima Blanc 2020も発売予定ですのでお楽しみに!
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以下、オフィシャルノートより↓
【味タイプ】
中甘口ロゼ・6気圧(ドザージュあり)
【醸造コンセプト】
食との相性を追求した、口あたりの良いロゼスパークリングワイン(4年瓶内熟成)
【目標】
濃いめの味付けのお料理とも合う、酸味-甘味のバランスを重視。食後にも楽しめる相乗性を追求 
【味わいの特徴(簡潔に)】
口当たりのよい、まろやかな味わいの甘美なロゼスパークリングワイン。
【味わいの特徴】
熟したイチゴ、木苺のジャム、チェリーのコンポートの果実香が主体となり、重ねて香ばしいトースト、ブリオッシュ、広葉樹林の森の下地、落ち葉、海から潮風や出汁のニュアンスがあって複雑です。くちどけの良い、ふくよかさのある優しい泡、さくらんぼのジャム、ラズベリー、フランボワーズ、乾燥イチジク、ハスカップの果実の甘美さを感じさせるまろやかな口当たり。ピンクグレープフルーツのような柑橘をイメージさせる綺麗な酸、心地の良い余韻。食中〜食後に楽しめる、親しみやすいややロゼスパークリングです。
【素材との相性】
味噌を使った煮込み料理(もつ煮込み、味噌田楽)、九州の甘い醤油を使ったお料理、甘酢ダレ、甘辛煮、中華料理(エビチリ、麻婆豆腐、チンジャオロース、レバニラ炒め)、ほろ苦さや香辛料との相性が良い野菜(アスパラ、ふきのとう、筍)、豚肉とプルーンの赤ワイン煮込み、チキン南蛮、もつ煮、焼肉(牛、羊、豚、ホルモン)、ジビエ(鹿、イノシシ、熊)、生肉料理(ユッケ、馬刺)、フォアグラのソテー、ベリー系のソース、ハチミツの風味のお料理、キャラメリゼ、ナッツ、チョコレート、生のフルーツやシャーベット(いちご、ラズベリー、プルーン、桃)
【風味との相性】
辛味、甘辛、甘さと酸味の相乗。味噌、醤油、はちみつ、黒糖、バルサミコ酢などを使ったソース、甘みと酸味のある料理、甘苦系のハーブ(アニス、ディル、コリアンダー等)、たれ、素材の焦げ目、オイリーなお料理、マスタード、カカオ、ナッツ、イチゴやチェリー等の果実との相性が良いです。